社会保険労務士は就職難に強いか弱いか

社会保険労務士は、近年になってクローズアップされてきた資格です。
ひとつには、不景気のせいで資格や技能を身につける傾向が顕著になったこともありますし、そうでなくても、年金制度等の崩壊のニュースが相次ぐなど、社会保険労務士の職分にあてはまる社会の変化が続いているため、日本の企業社会が全般として社会保険労務士の助けを欲していることもあるでしょう。

そんなふうに、旬の資格の一種とも呼べる社会保険労務士ですが、注目されるようになるととやかく変わった噂も流れはじめるものです(たとえば社会保険労務士が就職難になる、または社会保険労務士の資格があると、就職や仕事の紹介を受けるときに不利になる、といった噂も出ているようです)。

もっとも、就職難の噂は社会保険労務士だけではなく、法律関連の「士業」全般にあるようです。
資格を取得する人たちが増えていますから、確かに将来的には社会保険労務士を含めてどの資格にも就職難の恐れはありえます。ゼロではないでしょう。

しかし社会保険労務士はまだ就職難なんていうほどひどい目に遭っているとはいえません。
試験に受かったあとの身の振り方は、各々が各々の道を歩きますから、うまくいかない人はここ数年も あちこちにいたことは事実でしょう。しかし社会保険労務士は、まだ社会における人数が飽和状態に近付いているとはいえませんし、むしろ度重なる法改正の影響もあって、労働問題や雇用問題、そして年金問題等に関して社会保険労務士の出番は、休んでいる暇がないくらいたくさんあります。
あえて補足をするなら、現職の社会保険労務士の中には仕事が多すぎて手が回らなくなっている人たちがいるくらいですが、うまく開業や就職ができなかった人たちの中にはせっかくの資格を使えずに終わってしまう こともある、ということになりますが。

あくまでも仕事を探すのが楽だとはいえない、というのが実態であって、社会保険労務士は全体としてまだ就職難に陥っている資格だとはいえません。
深く、社会保険労務士の必要性を認識していない企業があることは事実ですから、企業の人事や総務といった部署での面接を受けるときに、すぐに社会保険労務士らしい仕事ができなくてもいいと思っていることをアピールしたり、事務所等に連絡を取って自分を売り込んだり、といった地味な努力をすることで、だいぶ社会保険労務士の就職難は避けられるはずです。

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